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社会保険労務士のパンフレット・チラシ作成ガイド

社労士事務所のパンフレット・チラシ作成と活用法 社労士ナビ

社会保険労務士の営業活動において、パンフレットや資料は重要なツールのひとつです。社労士の仕事は、口頭ではわかりにくいものも多いですよね。

顧客の関心を引くためには、視覚的にもわかりやすパンフレットやチラシを作成することが重要です。

ここでは、社労士事務所のパンフレット・チラシ作成におけるポイントや効果的な活用方法についてご紹介します。

社会保険労務士にパフレットやチラシは必要?

開業したての営業活動では、事務所が提供できるサービスを知ってもらうためにパンフレットやチラシが役立ちます。

パンフレット・資料の目的

社労士事務所のパンフレットや資料は、サービスを正しく伝えて、顧客に安心感を持ってもらうことが重要です。

目的①

顧客獲得のツールになる

社労士事務所のパンフレットは、新規顧客の獲得において重要なツールです。

パンフレットを通じて事務所のサービスや強みを伝えることで、顧客の関心を引き、相談や契約へとつなげることができます。

目的②

ネットで届かない層にアプローチする

オンラインの集客が強くなっていますが、オフラインでの信頼関係を重視する人もいます。

地元密着型の事務所や、紹介営業を重視している場合は、紙媒体の方が手に取ってもらいやすいことも少なくありません。

目的③

既存顧客へ情報を提供する

既存顧客に対しても、定期的な情報提供は効果的です。

例えば、新しい法改正に関する説明資料や、助成金に関する情報を提供することで、顧客との関係を強化できます。

目的④

信頼性・専門性を伝える

社労士業務は「目に見えないサービス」が中心です。

だからこそ、何をしてくれるのか、どんな価値があるのかをわかりやすく伝える資料があると信頼性の向上に役立ちます。

社会保険労務士のパンフレットとチラシの使い方

パンフレットとチラシはそれぞれの特徴を理解し、シーンに応じて使い分けることで、より効果的な情報提供ができるようになります。

パンフレット|信頼構築や継続的な関係づくり

パンフレットは主に冊子形式(2つ折り、三つ折りなど)で、事務所の紹介やサービス内容を丁寧に伝えるのに適したツールです。

レイアウトにも余裕があるので、文章や写真、図解などをバランスよく配置し、「じっくり読んでもらう」ことを前提としています。

次のような用途に適しています。

  • 新規顧客との面談時に渡す自己紹介資料として
  • セミナーや講演会で参加者に配布
  • 提携先の士業・企業に置いてもらう
  • DMやメール配信時に信頼を高めるツールとして

長く手元に置いてもらえる体裁にすることで、相談や契約にもつながりやすくなります。

チラシ|イベント告知など短時間での訴求

チラシは1枚ものの印刷物で、情報をコンパクトにまとめて短時間で訴求するのが目的です。

パッと見て伝わる「キャッチコピー」「メリット」「行動導線(QRコードや連絡先など)」が重視されます。

次のようなシーンに向いています。

  • セミナーや無料相談会などのイベント告知
  • 開業時やキャンペーンの期間限定の告知
  • 地域の企業・店舗へのポスティングや挨拶まわり
  • 商工会議所や異業種交流会での配布資料

チラシは直接配布できるのが強みです。ただし、情報量が限られるため、難しい内容には不向きですので、興味を持った人をホームページなどに誘導する使い方が効果的です。

使い分け

パンフレットとチラシを目的やターゲットに応じて使い分けることが理想です。

  • 信頼感を重視する相手にはパンフレット
  • アクション(問い合わせ、イベント参加)を促したい相手にはチラシ

社会保険労務士のパンフレットとチラシに掲載する内容

社労士事務所のパンフレットとチラシに掲載する基本的な項目と構成をご紹介します。

掲載する項目

社労士そのものの知名度があまり高いとはいえませんので、事務所が提供するサービスをわかりやすく伝えて、メリットを理解してもらうことが重要です。

①事務所名・ロゴ・キャッチコピー

最も目に入る場所に事務所名とロゴ、キャッチコピーを配置します。

キャッチコピーは、「誰に」「どんな価値を提供しているか」が伝わる一文を意識すると印象に残りやすくなります。

②提供サービスの内容と特徴

社労士事務所によって、得意分野や専門が異なります。強みを簡潔に伝えることで、顧客の関心を引くことができます。

  • 特定の業界に特化したサービス(例:建設業、介護業など)
  • 助成金申請の実績
  • 労務コンサルタントとしての強み

③実績・専門性・顧客の声

事務所の信頼を補強するために、次のような情報を掲載するのも効果的です。

  • 対応実績(業種・件数など)
  • 他の専門資格(キャリアコンサルタント、衛生管理者など)
  • 顧客の声・推薦コメント(匿名でも業種や規模でアピール可)

④料金・プラン(可能な範囲で)

料金表まで掲載しなくても、目安や「無料相談あり」などの記載があると、お問い合わせのハードルが下がります。

⑤事務所情報・地図・連絡先

必須項目です。住所、電話番号、メール、事務所サイトURL、SNSアカウントなどをわかりやすくまとめます。

構成例

例えば、三つ折りのパンフレットであれば、次のような構成が考えられます。

項目内容
表紙事務所名/ロゴ/キャッチコピー/写真などインパクト重視
中面1ごあいさつ/事務所概要/代表者プロフィール
中面2提供サービス/得意分野の紹介/対応エリアなど
中面3お客様の声/実績紹介/料金の目安
裏面お問い合わせ情報/地図/QRコード/SNSアカウントなど

※チラシの場合は上記項目を簡略化・整理して、1枚で完結する構成にします。

社会保険労務士のパンフレットとチラシ制作

社労士事務所のパンフレットやチラシは、情報を詰め込みすぎず、見やすいデザインにすることが重要です。

特に専門用語が多くなる業務では、視覚的な工夫も必要になります。

デザイン面でのポイント

パンフレットやチラシの見た目は、事務所の第一印象を決める大きな要素です。

清潔感・信頼感のある配色とフォント

デザインは落ち着いたトーンが基本です。

  • 配色:ブルー系(信頼)・グレー系(安定)・ホワイト(清潔感)など
  • フォント:読みやすく整った「明朝体」や「ゴシック体」の使用が安心

視覚的にわかりやすいデザイン

  • 箇条書きやアイコンを活用する
  • 適度な余白を確保する
  • 図やイラストを活用する

シンプルで分かりやすい文章

できるだけ専門用語を使わず、わかりやすい言葉で説明することが重要です。

簡潔で直感的に理解できる文章を心がけましょう。

×「労働基準法に基づく36協定の締結について」
○「残業時間の上限を決めるための取り決め(36協定)について」

伝えたい順番のレイアウト

情報を並べるのではなく、「伝えたい順番」で視線を誘導できる構成が理想です。

  • 見出しにメリハリをつけて、要点がすぐに伝わるように
  • 左上→右下に向かって自然と読める流れを意識
  • 情報が多い場合は、囲み・アイコン・色分けで区切りをつける

作成方法の比較|自作・外注

パンフレットやチラシの作成には、「自作」する方法と「外注(デザイン会社またはフリーランスに依頼)」する方法があります。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、事務所の状況や目的に応じて選びましょう。

項目自作デザイン会社フリーランス
特徴PowerPointやCanvaなどを使って自分で制作プロの制作会社に依頼個人のデザイナーに依頼
メリット費用がほぼかからず、自由に編集できる高品質で、ブランディングも任せられる比較的安価で柔軟、相談しやすい
デメリットデザインや印刷の質には限界がある費用が高め、修正に時間がかかる場合もクオリティには幅がある
  • 開業時や事務所のブランド構築を重視する場合
    →デザイン会社または経験豊富なフリーランスに依頼
  • 小規模な配布用チラシ
    →自作で対応可能
  • 自作したデータをプロに仕上げてもらうという方法もあり

外注先の選び方

パンフレットやチラシは自分でも作れますが、効果的なデザインやキャッチコピーが得意とは限りません。

パンフレットやチラシの制作を外注することで、業務効率をアップさせることができます。

デザイン制作会社

効果の高いパンフレットやチラシを作成できます。特に士業向けの制作実績がある会社を選ぶと、業界特有のニーズを反映したデザインを提案してもらえます。

士業事務所向けに特化したデザイン会社なら、専門知識を活かした効果的なパンフレット・チラシを制作できます。

印刷会社のデザインサービス

印刷会社の中には、デザインから印刷まで一貫して対応するサービスを提供しているところがあります。

コストを抑えつつ、高品質な印刷物を作成したい場合におすすめです。

フリーランス

スキルマーケットなどのサービスを利用すると、個人のデザイナーやフリーランスに依頼できるので、柔軟な対応ができます。

比較的リーズナブルな価格で発注でき、複数の提案から選べるメリットがあります。

外注するときのポイント

目的やターゲットを明確にして、実績のある外注先を選ぶことで、効果的な宣伝ができます。

目的とターゲットを明確にする

何のために作成するのか、誰に向けて配布するのかを明確にしましょう。

例えば、「企業向けの労務相談サービスをPRしたい」といった目的を定めることで、より効果的なデザイン・内容を提案してもらえます。

実績のある外注先を選ぶ

士業関連のパンフレットやチラシを制作した実績のあるデザイン会社や印刷会社を選ぶと安心です。

内容の確認とフィードバック

外注するとしても、最終的な内容のチェックは事務所側で行う必要があります。

専門的な用語の誤りや、事務所の理念が正しく反映されているかを確認して、必要なフィードバックを行います。

社会保険労務士のパンフレット・チラシの工夫

パンフレットやチラシは、作って終わりではなく、「どう配るか」も成果を左右する重要な要素です。

印刷の工夫

「品質」「部数」「納期」のバランスが重要になります。

  • 用紙の質感
    社労士事務所なら「マット紙」や「コート紙」のやや厚手がおすすめです。
  • 部数の設定
    ネット印刷を利用すれば、比較的安価かつ手軽に注文できます。
  • 納期・印刷会社の対応
    イベントや郵送予定がある場合、納期に余裕をもって手配しましょう。

配布の工夫

配布先や配り方によって、デザインや情報量を工夫しましょう。

  • 対面配布・面談用
    パンフレット型、じっくり読める構成に。
  • ポスティング・郵送用
    軽量で読みやすいチラシ形式が向いています。
  • イベントや商工会
    簡潔なチラシ+詳細がわかるWeb誘導をセットで。
デジタル化の活用

資料のデジタル化が進み、紙をいやがる経営者も少なくありません。

ターゲットに合わせて配布方法を変えることも必要でしょう。

  • PDF形式での配布
  • スライド資料の作成
  • 動画コンテンツの活用

実際、私は訪問先で資料を出して「紙なんか持ってこないでよ」と言われたことがあります。

業種や世代などを考慮して、効果的に情報を届ける工夫をしましょう。

効果測定と改善を繰り返す

チラシの効果を最大限に高めるためには、配布後の反応を分析して、改善を行うことが重要です。

効果的な配布方法を工夫することで、より効果の出るチラシにすることができます。

反応をチェック

  • 問い合わせ時に「チラシを見た」と言った人の割合を確認
  • QRコードのアクセス数を解析

フィードバックを反映

反応が薄い場合は、キャッチコピーやデザインを変更することも必要です。

相談会の参加率が低ければ、特典(初回無料相談など)を付けるなど工夫して成果を見ます。

チラシは定期的に内容を見直して、効果的な広告手法を追求していきましょう。

まとめ|社労士のパンフレット・チラシは重要な営業ツール!

社労士事務所にとって、パンフレットや資料、チラシは重要な営業ツールです。

新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客との関係強化にも役立ちます。

作成するときには、事務所の強みを明確にして、視覚的に分かりやすいデザインやシンプルな文章を心がけましょう。

また、デジタルツールを活用することで、より効果的に情報を届けることができます。

社労士の営業活動の参考になれば幸いです。

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