社会保険労務士として転職を成功させた人の多くは、エージェントサービスを利用しています。
つまり、転職活動をするときには「どの転職エージェントに登録するか」ということが、重要なポイントになります。
ワンランクアップの転職をしたい人も、資格を取得したばかりの未経験者も、それぞれに合った求人を見つけるには、専門性の高いエージェントを使うのが近道です。
なかでも、管理部門・士業に特化した転職エージェント「MS-Japan」は、社会保険労務士の転職では押さえておきたいエージェントです。
私は人事部に勤務していましたが、MS-Japanを利用して転職した社労士資格者の満足度は高かったです。
ここでは、MS-Japanについて、社労士が紹介される求人、利用するメリット・注意点などを解説します。
MS-Japanとは?
MS-Japan(エムエスジャパン)は、管理部門・士業特化型の転職エージェントです。
経理・人事・法務・会計士・税理士・弁護士などの転職に専門性の高いサービスを提供しています。
MS-Japanの転職サービスを次のステップでご紹介していきます。
- 求人の特徴
- 経験者が利用する場合
- 未経験者が利用する場合
- 相談から登録・入社まで
社労士のニーズは着実に上昇
まず、社労士の転職市場について、整理しておきましょう。
働き方が多様化し、企業に求められる労務管理の水準は年々高まっています。人事労務の専門家として社労士の知識は、重視されるようになっています。
- 社労士法人やコンサルティング会社による中途採用の増加
- 一般企業(上場企業・中堅企業)での「企業内社労士」需要
- 人事・労務部門への社労士有資格者の採用意欲の高まり
このような背景から、キャリアの可能性も広がっていると考えられます。
MS-Japanの特徴
社労士がMS-Japanで転職するには、次のようなメリットがあります。
- 人事・労務・社労士の求人が豊富
管理部門・士業に完全特化しているので、他の総合型エージェントでは見つけづらい求人も網羅。 - 士業の転職に強いアドバイザーが在籍
社労士など士業の転職に精通したアドバイザーが在籍。職種・業界の実情を理解しているので、専門的な相談がしやすい。 - マッチングの精度が高い
専門性の高いアドバイザーのカウンセリングを通じて、希望に沿った求人を紹介するのでマッチング率が高い。
実際に転職した人の情報として、次のようなデータが公式サイトに掲載されています。
転職回数 | 割合 |
---|---|
1回 | 27% |
2回 | 24% |
3回 | 20% |
4回 | 13% |
5回以上 | 16% |
実務経験 | 割合 |
---|---|
1年未満 | 8% |
1年以上3年未満 | 10% |
3年以上5年未満 | 15% |
5年以上10年未満 | 28% |
10年以上 | 39% |
年齢構成 | 割合 |
---|---|
20代 | 8% |
30代 | 35% |
40代 | 36% |
50代 | 20% |
転職回数は3回までで7割、実務経験は5年以上が7割近く、年齢構成は30代、40代が7割を占めています。
MS-Japanで紹介される求人の例
MS-Japanで紹介される求人には、公式サイトに掲載されているものから次のような特徴があります。
企業の人事・総務部門
「全般」「人事」「総務」「その他」に分類されたなかから、多数の求人を閲覧できます。
社労士の資格がなくても応募できる求人がほとんどですが、資格があればアピール材料として有利です。
- 上場企業や成長ベンチャーの人事労務の求人
- 管理部門の責任者候補の求人
- 実務経験者優遇の求人が多い
社会保険労務士事務所の求人
「全般」「給与計算・社会保険」「コンサルティング」「その他」に分類されたなかから、全国の事務所求人を探すことができます。
社労士の業務は社労士資格が必要ですが、勉強中、未経験者歓迎の求人もあります。
- 社労士補助など事務所事務の求人
- クライアント対応など社労士業務(未経験者OK)
- 社会保険労務士法人のマネージャー
コンサルティングファーム
「人事管理」「給与計算」「勤怠管理」など人事コンサルタントの求人を探すことができます。
未経験者や資格がなくても応募できる求人は多いですが、社会保険労務士の資格者は有利です。
その他
士業事務所で多職種と連携するポジションも検討できます。
- 税理士・弁護士・司法書士と連携して労務支援を行う業務
- 経営支援・M&A領域にも関われる可能性あり
経験者がMS-Japanを使うメリット
実務経験者にとって、MS-Japanには次のような魅力があります。
高収入・管理職のポジション
管理部門に強いエージェントだからこそ、年収600万〜800万円クラスの求人にも強みを持っています。マネージャー職や将来のパートナー候補なども狙えます。
キャリアの方向性を整理しやすい
「今のままここで働いていいのか?」「将来は企業人事に移るべきか?」といった相談に対し、業界を知るキャリアアドバイザーが的確にサポートしてくれます。
未経験者がMS-Japanで転職する場合
MS-Japanは基本的に「経験者向け」に強みがありですが、未経験からチャレンジできる求人も保有しています。ただし、いくつか注意点があります。
注意点
- 実務未経験者向け求人は多くない(選択肢はやや限られる)
- 資格保有+関連業務経験(総務・人事・庶務など)があると有利
- 志望動機や将来のキャリアビジョンを明確にする必要あり
活用法
- 登録後に担当アドバイザーに「未経験でも応募できる求人」を明確に伝える
- 「資格取得に至った背景」「前職で活かせる経験」を面談でしっかり共有
- 「アシスタントスタート」求人を中心に提案してもらう
MS-Japanの個別相談会
社会保険労務士向けの個別相談会が実施されています。人事・総務人材の転職に精通したアドバイザーからキャリア形成・転職についてのアドバイスを受けられます。
30代・40代の人事・総務人材向け
- 実務経験を活かしてさらにスキルアップしていきたい人
- プライベートも大事にしつつ、キャリア形成したい人
- どのような転職先の選択肢があるのか知りたい人
MS-Japanの登録から転職までの流れ
サービスはすべて無料で利用でき、サポートもスピーディーです。面接前後のフィードバックや年収交渉の代行は心強いポイントといえるでしょう。
①登録(無料)
まずはWEBで会員登録をします。情報収集の相談でも大丈夫です。
②キャリアカウンセリング
専任のキャリアアドバイザーと面談し、キャリアプランを検討します。
所要時間は1時間程度で、希望によってリモートや電話での対応もOKです。
③求人紹介
キャリアプランをもとに求人情報が提供されます。公開求人だけでなく、限定非公開求人からも希望に沿った求人が紹介されます。
また求人情報の詳細を聞くことができるので、企業風土や人員構成なども知ることができます。
④選考・面接
紹介された求人に応募したい場合には、キャリアアドバイザーが応募の手続き(企業への推薦)を行います。
応募するにあたって、面接日程の調整や応募書類の添削、面接対策などのサポートも受けられます。
⑤内定・入社
年収など直接は交渉が難しい条件もエージェントが代行して行ってくれます。
スムーズな退職から入社手続きまでのサポートもしています。
まとめ|社労士の専門転職にMS-Japan
社会保険労務士として専門性を活かしてキャリアアップを目指すなら、士業・管理部門に特化したMS-Japanのようなエージェントの利用が有効です。
- 経験者は年収アップ・マネージャー職・企業人事への転身など多彩な道が開ける
- 未経験者も資格と意欲次第でチャンスあり
- 一般的な求人サイトでは出会えない「専門性を活かせる職場」と出会える
無料で登録・相談ができるので、「まずは情報収集だけでも」という使い方もできます。社労士としての次の一歩を考えるなら、MS-Japanを選択肢に入れておくとよいでしょう。
社労士向け転職エージェントについては、こちらの記事でご紹介しています。

参照:MS-Japan公式サイト