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人生のバイブルにしたい偉人の名著おすすめ5選

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長く読み継がれている名著には理由があります。時代は変わっても、生きることの不変の真理。何度も読み返したいあなたの人生のバイブルは?

私は会社を退職することにしてから開業したての頃、さまざまなジャンルの本をたくさん読みました。なかでも、偉人の名著は、響くところを何度も読み返しました。

偉人たちの言葉には、時代を越えて人の心を動かし続ける力があります。ここでは、今も大切にしている言葉や気づきがある名著をご紹介します。

おすすめの偉人の名著

時代を越えて、ずっと変わらずに人の心を動かす言葉。ここで紹介する5つの著書は、長く愛読されるベストセラーです。これら偉人の名著を通して、今の心に響く言葉を探してみませんか?

『人を動かす』D・カーネギー

内容紹介

『人を動かす』は、D・カーネギーが「批判や非難を避ける」「誠実な関心を示す」「相手の立場に共感する」など、人間関係の原則を説いた世界的なベストセラーです。

人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交えながら、相手の心を動かすための実践的なアドバイスが豊富に盛り込まれています。

おすすめポイント

  • 普遍的な人間関係の原則を学べる
    このなかで説かれる原則は、すべての人間関係に応用できます。時代が変わっても色あせることなく、現代においても役立つ内容ばかりです。
  • 具体的な事例が豊富で実践しやすい
    理論だけでなく、実際に成功した人々のエピソードが数多く紹介されていて、日常生活に取り入れやすいのが魅力です。
  • 人間関係に悩むすべての人に役立つ
    人との付き合いに悩んでいる人はもちろん、リーダーや営業職など、人と関わる仕事をしている人にとっても必読の一冊です。

『道をひらく』松下幸之助

内容紹介

松下電器(現・パナソニック)の創業者である松下幸之助が、自分の体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集です。1968年に刊行されて以来、多くの経営者やビジネスパーソンに読み継がれるロングセラーです。

人生の指針となる言葉が短いエッセイ形式で綴られていて、「素直な心を持つ」「成功と失敗を分けるもの」「逆境を乗り越える力」など、松下幸之助の哲学が凝縮されています。シンプルでありながら深い内容が多く、何度読んでも新たな気づきを得られる一冊です。あらゆる年代、職種の人におすすめする座右の書です。

おすすめポイント

  • 経営者の哲学を学べる
    松下幸之助の成功の秘訣が詰まっており、リーダーシップや経営のヒントが得られます。
  • 人生全般に応用できる教訓が多い
    仕事だけでなく、人生をより良く生きるための指針が得られるため、幅広い読者におすすめです。
  • 短い文章で読みやすい
    エッセイ形式なので、少しずつ読んでも理解しやすく、繰り返し読むことで新たな発見がある一冊です。

『生き方ー人間として一番大切なこと』稲盛和夫

内容紹介

京セラとKDDIを創業し、日本航空(JAL)を再生に導いた稲盛和夫が、人生と仕事に対する哲学をまとめた一冊です。

夢をどう描き、どう実現していくか?人間としてもっとも大切なこととは何か?「人間としての正しい生き方」を追求し、利他の精神を持ち、真摯に努力を積み重ねることが、仕事の成功だけでなく、幸福な人生につながると説いています。

――サッカー日本代表の長友佑都選手、野球日本代表監督の小久保祐紀氏などトップアスリートも座右の書としてその名を挙げる、究極の人生論。

おすすめポイント

  • 成功者の人生哲学を学べる
    稲盛氏の考え方は、単なるビジネスの成功法則ではなく、人生全般に応用できるものです。
  • 倫理観を重視した内容
    仕事や経営だけでなく、人としてどう生きるべきかを問う内容が多く、深い学びがあります。
  • 実践的なアドバイスが豊富
    具体的なエピソードが紹介されており、日常生活や仕事に活かしやすいのが特徴です。

『論語』孔子(著) 金谷治(訳)

内容紹介

『論語』は、古代中国の大古典「四書」のひとつで、中国の思想家・孔子とその弟子たちの言行を集録したものです。人間として守るべきまた行うべき、しごく当り前のことが簡潔な言葉で記されています。

金谷治訳の『論語』は、原文の厳密な解釈と分かりやすい現代語訳が特徴で、日本人にも理解しやすく編纂されています。

おすすめポイント

  • 人生の指針となる普遍的な教え
    時代を超えて受け継がれる倫理観や道徳が学べます。
  • リーダーシップや人間関係のヒント
    人を導く者としての心得が随所にあり、指導者や管理職にも役立つ内容です。
  • 多様な場面で活用できる
    仕事、家庭、社会において活かせる言葉が多く、日々の指針となります。

『論語と算盤』渋沢栄一

内容紹介

渋沢栄一は、日本の資本主義の父と称される実業家です。この著書は「道徳と経済の調和」を説く、経営哲学を語った談話録です。

「論語」の精神に則った商売をして、みんなの幸せのために経済活動を行うことが、真に社会を豊かにすると述べています。経営と社会貢献を問う名著です。

おすすめポイント

  • 道徳と経済の関係を学べる
    お金を稼ぐことと、人として正しく生きることを両立する考え方が得られます。
  • 現代のビジネスにも通じる教え
    道徳的な経営のあり方は、今なお通用するものです。
  • 渋沢栄一の実践哲学が学べる
    彼の実体験を基にした内容が多く、経営者やビジネスパーソンに役立ちます。

おわりに

これらの名著に共通しているのは、「人間としてどう生きるのか」と問いていることです。カーネギーは人間関係の本質を、松下幸之助や稲盛和夫は人生指針や人生哲学を、孔子は指導者の心得や個人が持つべき倫理観、渋沢栄一は道徳と経済の両立について。それぞれの言葉は、時代を越えてなお心に響く強い力を持ち続けています。

人生に迷ったとき、人生のステージが変わるとき、いつもそばにあって、何度も読み返す。そんな人生のバイブルがあると、力強く人生の一歩を進むことができるような気がします。

参照:各出版社ウェブサイト