事業を始めるので「WebサイトをWordPressで作ってみよう!」と決めて、いざ作業をしようとすると、何から手を付ければいいか迷う人も多いのではないでしょうか?
あるいは、作業を始めてから「あれ?」となることもあるでしょう。私は社労士事務所を開業するときに初めてWebサイトを作成しましたが、効率が悪く、かなり時間がかかってしまいました。
普通の文章を作成するのと違って、Webページを作成するには、スムーズに進められる順番があります。
ここでは、それぞれのページの難易度を考慮しながら、効率的に作成する方法について事務所サイトを例にしてご説明します。
事務所サイトのWebページ
まず、WordPressでWebサイトを作成するには、事前準備と設定が必要になります。WordPressをセットアップしてから、ページ作成に進んでください。
WordPressの設定
WordPressを次のように準備することで、安全かつ信頼性の高い事務所サイトを運営することができます。
事前準備
- ドメインの取得
事務所名やサービスに合ったドメイン - レンタルサーバーの契約
信頼性の高いレンタルサーバー - WordPressのインストール
サーバーの管理画面から簡単にセットアップ - SSL設定
セキュリティ向上のために必要
WordPressの事前準備については、こちらの記事で詳しくご紹介します。

Webページを作る順番
文章を書くのであれば、思考の順番にコンテンツを作成して、スムーズに進められると思いますが、Webページは、そうではありません。
事務所サイトだから、「顔となるトップページから作ろう!」と作業を始めると、中断せざるを得なくなると思います。
また、初心者であれば、操作的な問題もありますので、難易度の高いページから始めてしまうと、時間がかかり、スムーズに進みません。
事務所サイトのページ
ウェブサイトでは、いろいろなコンテンツを作成することができますが、社労士の事務所サイトでは、「トップページ」「サービス案内」「事務所概要」「お問い合わせ」の4つのページは、欠かせない要素です。
これらの必須ページについて、作りやすい順番に説明していきます。
事務所概要のページ
作る順番:最初
事務所概要ページは、事務所(または法人)の基本情報を記載するページです。
情報の変更が少なく、事前に準備できる内容が多いので、最初に作成するのが望ましいといえます。
作成するときのポイント
- 事務所名、代表者名、所在地、設立年月日などの基本情報を明記する。
- 事務所の理念やビジョン、沿革を簡潔にまとめる。
可能であれば、事務所の写真やスタッフ紹介を掲載すると、訪問した人の安心感をアップさせる効果が期待できます。
難易度が低い理由
- 固定ページとして作成しやすい。
- デザインよりも内容が重視されるため、凝ったレイアウトは不要。
- 事前に用意できる情報が多く、作成の手間が少ない。
お問い合わせのページ
作成する順番:2番目(最初でも3番目でもOK)
お問い合わせのページは、コンタクトフォームを設置するだけで、作成できます。
作業負担が少ないので、最初に作っておいてもよいと思います。お問い合わせのページができていれば、他のページを作成したときに、お問い合わせに誘導するリンクを貼ることができます。
サービス案内のページを作成した後に、お問い合わせのページを作成すると、訪問した人がスムーズに問い合わせできる環境を整えやすいので、3番目の作成にしても大丈夫です。
作成するときのポイント
- お問い合わせフォームを設置(「Contact Form 7」などのプラグインが便利)。
- 必須項目は最低限にして、不要な入力項目は省く。
- 事務所の電話番号やメールアドレスを記載し、複数の連絡手段を用意する。
- プライバシーポリシーへのリンクを設置し、個人情報の取り扱いについて明示する。
難易度が低い理由
- WordPressのプラグインを利用すれば、簡単にフォームを作成できる。
- レイアウトの自由度が高くないため、デザインに迷うことが少ない。
- 他のページと比べて、テキスト量が少なく作業負担が少ない。
サービス案内のページ
作る順番:3番目(2番目でもOK)
サービス案内のページは、事務所で提供するサービス内容を伝えるためのページです。
内容が具体的であるほど、潜在的顧客の関心を引くことができます。
事務所概要のページと並行して作成することで、より充実したサイトに仕上がりますので、2番目に作成しても大丈夫です。
作成するときのポイント
- 提供するサービスの種類と特徴を明確に説明する。
- 料金体系が決まっている場合は、一覧で明示すると訪問者にとって親切。
- 実績や事例を掲載すると、信頼性が向上する。
- 読みやすさを意識し、見出しや箇条書きを活用する。
難易度が中程度の理由
- 情報の整理と構成を工夫する必要がある。
- 競合との差別化を意識するため、魅力的な表現を考えなければならない。
- 訪問者の関心を引くデザインやレイアウトの工夫が求められる。
トップページ
作成する順番:最後
トップページは、訪問した人が最初に目にする重要なページです。
事務所サイトの目的やターゲット層、提供するサービスの内容が具体的に決まっていないと、適切なデザインやコンテンツを作るのが難しくなります。
そのため、他のページを作成した後にトップページを作ることで、統一感のあるデザインに仕上げることができます。
作成するときのポイント
- 事務所の魅力を一目で伝えられるキャッチコピーを用意する。
- サービス案内のページへ導線を明確にする。
- 信頼性を高めるため、事例や実績を掲載する。
- モバイル対応を意識し、レスポンシブデザインを適用する。
- 適切なビジュアル(写真やアイコン)を使用して視覚的に訴求する。
難易度が高い理由
- 他のページの内容を反映しながら、全体のデザインを統一する必要がある。
- 訪問者の第一印象を決めるページのため、レイアウトやデザインにこだわる必要がある。
- メインビジュアルやCTA(ボタン)の配置を工夫する必要がある。
ブログページ
事務所サイトに必須のページを作成することができたら、投稿ページで情報発信していくことをおすすめします。
投稿ページの特徴
WordPressの投稿記事は、簡単な操作で作成できて、SEO対策やカスタマイズがしやすいという特徴があります。
- 簡単な操作性
ブロックエディターを利用すれば、ドラッグ&ドロップで直感的に記事を作成できる。 - カスタマイズ性の高さ
テーマやプラグインを組み合わせることで、デザインや機能を自由に拡張可能。 - モバイル対応
レスポンシブデザインが標準化されており、スマホやタブレットでも快適に閲覧できる。 - カテゴリ・タグ管理
記事を分類しやすく、読者が目的の記事を見つけやすい構造を作れる。
ブログ記事作成のポイント
効果的なブログ記事を作成するためには、ターゲットを明確にすることが重要です。
- ターゲットを明確にする
記事を作成する前に、誰に向けて書くのかを明確にする。 - ターゲットのニーズを考える
経営者向けか、人事担当向けか、個人向けかによって内容は変わる。 - 課題解決型の記事を意識する
読者が抱える問題を解決できる内容を提供する。
SEO対策を意識する
ブログ記事を多くの人に読んでもらうためには、検索エンジン対策(SEO)が欠かせません。
- キーワードの適切な使用
記事タイトルや見出し(h2, h3)、本文に適切にキーワードを配置。 - メタディスクリプションの設定
記事の要約を記入し、検索結果でのクリック率を向上させる。 - 内部リンクの活用
関連記事へのリンクを設置し、サイト内回遊率を高める。
見出しとリストを活用する
長文の記事でも、適切な見出しや箇条書きを使うことで、読みやすくなります。
- 見出しを適切に設定
視覚的にわかりやすく構造化する。 - リストを活用
箇条書きを使って要点を整理する。 - 画像や動画を挿入
視覚的な要素を取り入れて、記事の理解を助ける。
記事公開後の分析と改善
ブログ記事は公開して終わりではなく、定期的に分析・改善を行うことが重要です。
- Google AnalyticsやSearch Consoleを活用
記事の閲覧数や検索クエリを分析する。 - リライト(更新)を行う
検索順位が低い記事を改善し、情報を最新のものに更新する。 - SNSでの周知
SNSを活用し、記事の認知度を高める。
まとめ
できるだけ無駄が少なく、効率的に作業できる順番をご紹介しました。
WordPressの操作に慣れていない人は、難易度の低いページから始めることでスムーズに作業を進められるはずです。
並行して作業を進めることもできますので、スキルレベルに応じて、やりやすい方法で作成してみてください。事業の魅力を伝えるサイト作りの参考になれば幸いです。