社会保険労務士試験に合格する人の多くは会社員です。働きながらどのように勉強すればよいか?
「人事系でキャリアアップしたいので、社労士を取ってアピールしたい!」
「資格は取りたいけど忙しくて無理…」
人事系社員が次のステップに進もうとするとき、いろいろな思いが出てくるのではないでしょうか。私もそうでした。
転職したいと考えましたが、忙しく働いていたわりに、特にアピールできるようなものがないのではないかと不安になったのです。
私はこれからも人事系のキャリアを進みたいという思いがはっきりしていましたので、社会保険労務士を目指すことにして、試験勉強を始めました。
周囲には資格を目指していることを伝えていませんでしたので、残業も飲み会も普通に対応しながらの勉強でした。それでも勤務時間の後や休日を使って、1回の受験で合格することができました。
ここでは、社会保険労務士を目指す会社員の学習法についてご紹介します。
働きながら社会保険労務士を目指すには?
働きながら資格を目指す人は多いですが、資格の難易度やかけられる時間、費用などによって最適な学習スタイルは変わってきます。
社労士の資格勉強
社労士の資格を取得するには、独学、通信・オンライン講座、通学・資格スクール、大学・専門学校などで学習する方法があります。
自分の状況に合わせて学習スタイルを選んだり、組み合わせたりして学ぶことになります。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
資格取得の学習法
- 独学
- 通信・オンライン
- 通学・資格スクール
- 大学・専門学校 など
独学
テキストや過去問題集が市販されている資格であれば、独学でも取得を目指すことができます。
社労士はテキストも過去問題集もたくさんありますので、まずは独学でがんばってみようと考える人も多いでしょう。
私は社会人講座で社労士を受講しましたが、学習の中心は市販の基本テキスト1冊と過去問題集1冊だけでした。
独学は、経済的に自分のペースで資格取得を目指すことができますが、スケジュール管理などは強い意志が必要となります。
といっても残業も人付き合いもしながら勉強時間を確保することはできましたので、個人的にはそれほど心配しなくても大丈夫かなと思います。
ただ、勉強優先の生活リズムを作るまでに挫折してしまうこともあると思いますので、合う人と合わない人が分かれる学習スタイルかもしれません。
メリット
- 費用はあまりかからない
- 場所や時間の制限がない
- 自分のペースで進められる
デメリット
- 自己管理が難しい場合がある
- 効率的に学ぶには不利
- 最新情報は自分で収集しなければならない
通信・オンライン講座
通信・オンライン講座は、独学と通学・資格スクールの間くらいの学習法といえるでしょう。
予算を抑えて自分のペースで学習を進められますので、働きながら資格取得を目指す会社員に向いていると思います。
私の受験はコロナ前でしたので、あまり通信・オンライン講座は考えなかったのですが、今なら選択肢が増えたオンライン講座を使ってスキマ時間をフル活用したいです。
メリット
- 通学より費用はかからない
- 場所や時間の制限がない
- 試験の情報収集ができる
- サポートが充実してきている
デメリット
- 自分でペースを管理しなければならない
- 疑問をすぐに解決できない場合がある
通学・資格スクール
通学・資格スクールは、短期間で効率的に学習を進めることができる方法です。
講師の授業を受けて質問できたり、勉強仲間や人脈ができますが、仕事をしながらスクールに通う時間を調整しなければなりません。
当然ですが、スクールに通うだけで合格できるわけではなく、自分でも勉強する時間を確保する必要があります。
限られた時間から勉強時間を調整する社会人にとっては、少し時間がもったいないと感じるかもしれません。
私は会社帰りに行ける社会人講座(今はやっていないようです)を週2回半年ほど受講しました。
通勤途中でしたので移動の負担は少なめでしたが、日程変更ができないので、講座のある日の仕事終わりは気になりました。
受講料は7~8万円ほどで会社の資格支援制度を利用したので、最終的な自己負担は少なくて済みました。
メリット
- 直接講師の授業を受けられる
- その場で質問ができる
- 情報交換や最新情報の収集ができる
- サポートが充実している
デメリット
- 独学や通信より費用がかかる
- 場所や時間が決まっている
大学・専門学校
さまざまな知識を幅広く身につけたい場合は、大学や専門学校で学ぶ方法もあります。
予算や時間、期間にあまり制限がなく、じっくり時間をかけて学びたい人に向いています。
今の仕事を続けられるのか、別の時間を調整しやすい仕事を探すのか、仕事はせず勉強に専念するのかを決める必要があります。
メリット
- 資格だけでなくさまざまな知識を学ぶことができる
- 施設やサポート体制が充実している
- 就職に役立つ情報を得られる
- 人脈ができる
デメリット
- 他の勉強法よりかかる費用が高額
- カリキュラムを修了するまで時間がかかる
社会人の大学進学についてはこちらの記事でご紹介します。

学習スタイルの選び方
働きながら資格を目指す場合、多くの人は独学か通信講座、資格スクールから選んだり、組み合わせたりすることになるでしょう。
学習をスタートするときに、どのテキストがいいか、どの講座にしようかを迷うと思いますが、教材やカリキュラムが自分に合っていて、勉強しやすいものであるかどうかで選ぶことをおすすめします。
人気や価格も判断材料のひとつではありますが、やはり試験に合格するまで勉強を続けられるかどうかが重要だと思います。
多くの人が使っているから自分にも合うとは限りませんので。
私はシンプルなものが好きなので、コンパクトにまとめられたテキストと同じシリーズの過去問題集を選び、仕事帰りにさくっと通える講座を受講しました。
仕上げの時期には記憶を定着させるために副教材を使うことはありましたが、基本的に合格するまで他の教材に手を広げることはしませんでした。
もちろん情報が不足していると不安なので、多くの情報が網羅されているものがいい人、色が少ないテキストは好きじゃない人もいると思います。
それぞれの人によって好みは違いますので、何より自分に合っていて使い勝手がよく最後まで続けられそうかどうかが大切です。
判断基準
- 教材・カリキュラムの内容
- 情報や課題の量・質
- 価格や受講料などかかる費用
- サポート体制
- 合格率・実績 など
まとめ
私はできるだけ少ない支出で最短合格することを重視しましたが、全く違う基準で選ぶ人も多いと思います。
実際、私が受講した社会人講座には趣味ではないと思いますが、とりあえず勉強してみようという感じの人が多かったです。
強い気持ちで合格を目指しているように見える人はいなかったので、勉強仲間はできませんでした。
周囲ののんびりとした雰囲気のなかで自分は必ず合格してやると思って集中したので、結果的にはよかったのかなと思います。
学習スタイルはどれかひとつに決めなくても、学習のレベルや進捗に合わせて選んだり、組み合わせてもいいでしょう。
働きながら資格を目指すことは同じであっても、それぞれに状況が違いますので、私の経験がどれだけ役に立つかはわかりませんが、少しでも参考になれば幸いです。
①社労士試験の内容を知ろう
②社労士試験一発合格の計画を立てよう
③社労士試験の勉強方法:会社員の学習スタイル
④社労士試験の勉強時間:最短合格に
⑤社労士試験の独学勉強法:おすすめテキスト
⑥社労士試験の通信講座を見つけよう
⑦社労士試験の通学・スクールを選ぼう
⑧社労士試験勉強のコツ:労働関係科目編
⑨社労士試験勉強のコツ:社会保険科目編
⑩社労士試験直前期の勉強法:模試を受けよう
自習室の活用については、こちらの記事でご紹介します。
